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仕事のポリシー

ホソダ興産、仕事へのポリシーについて。

仕事のポリシー仕事をしていく上で欠かせないのは仕事に対するポリシーというか、仕事に関しての考え方・価値観だと思います。開業して3年で70%が廃業する(次の3年で残った30%のうちの70%も廃業します。)と言われるくらい厳しい現代です。大手業者の倒産、銀行の破綻、起業率よりも廃業率の方が高いというニュースも新聞紙面を賑わせています。

そんな中、当社は30年近く不動産という事業を通して社会に貢献しております。それも多くのお客様に支持していただけた、お客様に選ばれる、喜ばれる仕事をしてこれた結果だと思っております。本当にありがたいことです。
世間には多くの会社があります。そんな沢山の会社がある中、業績を伸ばしていける企業と潰れてしまう企業の違いは何なのでしょうか。バブル以前は

(1)資金力
(2)営業力
(3)投資金額の大きさ

等、お金や人材の量で決まると思われてきました。

しかし大手企業や大手銀行の破綻などでそれだけではないのでは・・・!?と皆さんも感じてきているはずです。見た目やイメージで生き残れるほど現代は甘くありません。潰れない企業には潰れないだけの違いがあるのです。

では生き残る企業と潰れる企業では何が違うのでしょうか。

お忙しい皆さんの為に単刀直入に言いますと一番の違いは考え方です。

経営者で言いますと経営ポリシー、信念にあたります。
その経営ポリシーや信念が社員全員に伝わっている会社は社員1人1人が自信を持って仕事をしているので売り上げも、利益共に大変伸びています。考え方が前向きでお客様思いですからお客さんがほおっておかないのです。

また、同じ人間でもいろいろな人がいると思いますが、考え方は千差万別だと思います。心が豊かな人で朗らかな人、心が貧しくせわしない人。生活が豊かな人もいれば生活に苦しむ人がいます。それらの人の違いは何かと言いますとそれは考え方なんです。

考え方が変われば行動が変わります。行動が変われば対応が変わります。対応が変わればお客様が変わり、お客様が変われば結果が変わってきます。

そのように考え方で結果も変わってくるのです。

さらに人とは考えていることが顔に出るものです。若いうちは隠せても年をとれば表情、顔つきを見ただけでだいたいどんな人なのか想像がつきます。皆さんの中にも顔を見ればこの人は甘えん坊そうだ。とかこの人は言うことが厳しいそう。見ただけで近寄りたくないような顔つき、無愛想な人だとかいろいろ思い当たる節があるのではないでしょうか。

つまり考え方で表情=容姿まで変わってくるということです。いつも怒っている人は眉間にシワがよって日頃の表情も怖そうな顔になるのです。逆に心が豊かに明るく生活してきた人には顔に笑いシワができて普通の表情にも明るさ、親しみやすさが出てくるものなのです。

人間考え方は大変重大なのです。

それを踏まえて私(現在代表取締役)が父(元代表取締役 現在フリーター)の行動から感じた事や父から聞いて考えさせられた事、周りの人から教えていただいた父の仕事ぶりの話から感じたこと事等をご紹介したいと思います。

いろいろな話の中に商売の基本がある気がしますので、私の些細な経験、価値観が皆様の考え方になにかしらの刺激になれれば嬉しいです。

冬場にエアコンが壊れる事件

私達はウィークリーマンション事業をしているのですが、部屋を使っていただいているお客さんから一本の電話が入りました。
「すいません〜。今使っている部屋のエアコンがつかないっていうか、部屋が温まらないんですけれど。」

それを聞いてすぐに業者に修理を依頼したのですが現場を見に行った業者に言わせると部品が壊れてしまっているという事でした。その部品も在庫が無いので2,3日時間が掛かるという話になってしまいました。それは困った・・・と思いながら、その事を入居者に話しましたら

「あ〜良いですよ。別に大丈夫ですから。」と暖かい返事をもらって私は一安心していました。

その話を何気ない会話の中で父にすると、父はそれでは申し訳ないし、それでは入居者も困るだろう。という話になり社員に灯油ストーブと電気ヒーターを買ってこさせました。ついでにホッカイロも。そして、そこの部屋に持っていたのです。もちろん入居者は大変喜びました。

自分の中ではお客さんは良いといっているのだからそれでしょうがないじゃないかと思っていただけに、商売に対する気持ちと、お客さんを心から思う気持ちとを考えさせられ、商売の原点を見たような気がしました。

ちなみにその方には約1年後、「ホソダ興産のウィークリーマンションは使いやすかったから・・・」と又お部屋を借りていただきました。

予約を受けた時に「もしかしたら、あの時の心が伝わったのかな・・・・。」と思いました。

数ある業者の中から当社を選んで利用していただける。ありがたいという気持ちを忘れたら商売はおしまいです。

相手の信用を掴む

これは私が仕事を始める前の話です。私の父は自分で作った無名の会社を、定期収入や知名度、実績などある程度の会社基盤作りをしました。ここまで来るには大変な苦労や困難があったという話を聞いた事があったのですが、何に付けてもいつも言ってるのは「物事を進めるには相手の信用を掴まなくては何もできない」という事です。

当時の父は信用を掴む為に借りている土地、建物は数ヶ月先まで前払いで入金。看板代等は1年先まで前払いで入金という事をしながら信用を掴んでいったという事です。父は20代のうちから60才〜それ以上の人を相手に土地の売買、マンション建築を信頼で請け負ってきました。

これはその当時のお話です。

ある地主さんの実家の目の前に20坪位の土地があったのですが、そこには大変好立地だったので幾つもの業者が来て出店や売却のお願いをしにきました。しかし、家の目の前ということもあり、地主さんはいつも断っていたようでした。

父もその場所は大変魅力的だと感じていたので、何かしら手を打ちたいと思っていました。
そこで父は考えました。相手にとって一番の不安、安心は何か、そして相手の立場に立ってその不安を取り除いて安心を提供することができれば地主さんも心を開くのではないかと・・・・。

地主にとって一番の不安とは土地を取られてしまったり、不法に居座って立退き料を取ろうする事です。
又、地主にとっての安心とは家の前ということもあり、地主が使いたいと思ったときにすぐに移動してくれる人間的な人柄です。

そこで父がとった行動は、相手の信用を掴むために自前で建築しても自分の登記は一切しないで、地主の名前で登記したのです。(土地、建物を作ると登記という作業をして自分が持主である証拠を残します。それが無いと他の人に権利を主張できません。) 、そうして地主の不安を取り除き、安心を提供した為、テナントを無事建築することができました。

結果的に当社でそのテナントを使っていたのですが、その時には「家の目の前に店をださせていただいているので、家賃を払わせていただきます。」といって家賃も入金していたようです。

そしてその地主さんが病状が思わしくないとなれば、相続が発生した場合に大家さんの持ち物(作ったテナント)に入っている自分がいたら子供達が相続した時に権利関係が複雑になるといってそこの場所から出て行ったのです。それ位の潔さがあったのです。

今では地主さんも元気に回復し、他のテナントが入っていますがもちろん入金はすべてその地主に入っています。

又、これは別の話ですが、ある大手会社が10数年200坪近くの当社の管理物件に入っていました。
そこの業者は大変業績が良く、年々事業拡大、社員増員してそのビルが手狭になってきたという事を管理会社である当社に言ってくるようになりました。つまりは手狭という問題が解決されなければそのビルを出るということです。

その業者はビルオーナーにとって大変良い条件で入っていただいていたので父はそのオーナーに増設の提案を何度も何度もしました。“大手の良いお客を逃す事はもったいない!!”と。しかし、近年の不況、それぞれの経済状況もあり結果的にオーナーは増設はしないという事になってしまいました。

そこで父は自前でテナントビルの建築を決意しました。しかも、ビルの目の前を押さえないとその大手会社が借りないだろうと考え、その地主にとって安心して貸せるようにと作ったビルは登記をせず(土地、建物を作ると登記という作業をして自分が持主である証拠を残します。それが無いと他の人に権利を主張できません。)もしその大手業者が転出する場合はその建物を取り壊すという条件までつけました。もちろん地代は前払いです。

結果的にその建物は大手業者が出て取り壊すことになったのですが、その話を聞いたときに相手の信用を掴むことがどれほど大変かという事を身にしみて感じたものです。自分の損得を超えて相手を思える心と、人の器量、アイディアで仕事ができるできないは決まってくるものだと思った出来事でした。

お客さんは誰!?

これは私の妹が小学校に通っていた話です。私の妹は田舎の地元小学校に通っていました。どこの学校でも同じだとは思いますが、冬場はストーブが教室に付きますが、夏場は窓を開ける位で特に何もないというのがほとんどだと思います。妹の学校も例外なく冬場は何とかなりますが、夏場は大変暑いなかみんな勉強していました。又、そこの小学校は校舎の前にグランドではなく、立地の関係上道路を挟んだ向こう側にグランドがあるので風が入ってこないので熱がこもってしまう作りでした。それに加えてこの年は大変な猛暑で熱中症で死人が何人もでたというニュースが毎日のように流れていました。

妹の学校でも連日のように具合が悪いという子供達が溢れ、保健室の3台のベットはいつもいっぱいでした。

そんな時でも教室には暑さ対策は何も無く、職員室には当たり前のようにエアコンが効いてる学校がほとんどです。ですから妹も「何かの用事をつけては職員室に行くと気持ち良いんだよ〜。」という話を何気なく父にした事がありました。

それを聞いた父は、学校の先生というのは子供を教えて給料を貰っているのに自分達だけエアコンが効いている部屋にいながら子供達には「下敷きで扇ぐんじゃない!」とか「暑くても集中して勉強しろ!」というのは間違っていると言っていました。

職員室にはエアコンは無くても将来を担う子供達に安全で快適な環境を作って、夢、将来に向かってやる気を起こさせることが教員の本分であるはずだと怒っていました。私は“確かに・・・親父良い事いうな・・・。”と思ってました。しかし、その時はそれで話は済んだと思っていました。

後日、妹の小学校に業務用扇風機30台が届けられました。

エアコンは電気代が掛かるから付けるのは嫌かもしれないけれど、扇風機なら良いだろうという配慮から扇風機になったらしい。そんな父の行動を見て相手は子供だけれど一生懸命意見を取り入れる柔軟さ、そして社会では当たり前の事だが、お金をいただけるのはお客さんあっての事であるという商売の基本を感じた出来事でした。もちろん何か間違いがあってからではしょうがないという事はあっただろうけれども。

ただ、自分が生徒だったら親父がそんな事をしたらちょっと恥ずかしい気もした・・・・。

実践しなくて何がわかる!?

私が学生の頃、実家に帰った時に夕食後にゴロゴロしてると父に急に言われたことがあった。「今晩、暇なら見張りのをしないか・・・。」

私は良く意味がわからなかったが、興味を持ったので詳しく話を聞いてみると、管理しているマンションの共用部分(エレベーターや通路)に何者かがおしっこやウンコをしていくという苦情があったと言うのだ。位置や場所から動物ではなく人間だという事だったので、数日前から男性社員に見張りをさせているとの事でした。

そして興味半分その夜、数日前から見張っている社員さんと一緒にゴルフクラブ片手に見張りをする事になった。結局朝まで見張ったが犯人は捕まえる事ができませんでした。しかしその事件からいろいろな事を学ぶことができました。

当社は不動産会社なので騒音の苦情が時々あるのですが、父は社員に向かって「騒音の問題を言われたら部屋に行って一緒にどれくらいの音がするのか聞いてきなさい。」「1晩でも2晩でも泊まって、本当に生活に支障をきたすほどの騒音なのか、体験してから話を進めないといけない。」と言っています。

何事も実践してお客さんの立場に立って考える、又、大家さんに対して最大限の誠意を見せてから改善策を提案をするという、提案の順番を教えてくれたのです。見張りの話でいうと何日も見張ってから防犯カメラや警報装置の提案をする。騒音の話ですと一緒に聞いて本当にひどいようだたら、防音シートを張ったり入居者に注意を促すということです。

近年便利になりすぎたような気もしますが、商売の基本姿勢である相手の立場に立って考える必要性、相手に誠意をみせる必要性を感じた出来事でした。

当たり前になったズレタ感覚

これは私が仕事を始めたばかりの頃の話です。 賃貸物件の紹介ができるように最初の頃は管理物件の場所と間取りを覚える事をしました。ただ、結構な数があるので間取りや地域環境、おおよその入居者データ等を覚えて、それを踏まえた営業トークを磨くのに一生懸命になっていました。そしてある程度するとスムーズに仕事ができるまでになってきました。

その物件の一つに洗濯機の場所が想定されていなかった物件がありました。

最初は変だな・・・・。と思ったのですが、現在そこに住んでいる方は洗濯機をキャスターに乗せて使っているという話を聞いてからは新しく入居希望なさる方には「今現在お住まいの方は・・・」という感じに説明していました。又、洗濯機を置くにしても移動しないとまったくトイレに入れない訳ではなく、ある程度はなんとかなるような場所だったのでそこまで一生懸命考えてはいませんでした。

そしてある時、たまたまお客さんにその説明をしているのを聞いた父はビックリしたように聞きました。「そこの物件は洗濯機を移動しないとトイレに入りにくいのか?」というのです。事務所の中で事務や案内をしてきた人たちは当然知っていたのですが、父は一切知りませんでした。

それを知っていて報告もしない、改善の提案もしないと社員は何を考えているんだ、事務所の出入り口に洗濯機を買ってきて置くからそれをどかしながら仕事をしてみろ。と怒鳴りました。

そして、その日のうちに業者を呼び出し、洗面台を移動し、洗濯機置き場を作る段取りをしました。その結果、今ではきちんと設置できるようになっています。

皆さん同じだと思うのですが、最初は変だと思っていても、慣れると気にならなくなってしまうものです。

賃貸物件でいうとこの部屋はこういう物件なんだと思っていると改善策はでてきません。最初は変だと思っても慣れてしまうと“その部屋はそのような物件なのだ”となってしまったのです。

自分の事ならまだしも、お客さんがいてくださっての仕事ですから判断の遅さ、仕事の遅さ、考え方の悪さは命取りになります。いつでもお客さんの目線に立ち、自分の中の常識は往々にして狂いやすいという事を実感した出来事でした。

社員旅行にて

私の会社でも小さいながら社員旅行や研修があります。日頃なかなかまとまった休みが取れない私としては、社員旅行で会社自体が連休の時にだったら私も休めるので前から行きたかった岡山の友達の所まで遊びに行った事がありました。普段忙しくなかなか気づかないいろいろな考えやアイディアが沸いてきて「たまの旅行は良いもんだね〜。」と勝手に思ってました。そんなノンビリドライブの途中に父から電話が入りました。

父「お休みの所悪いね。今どこにいるの?」

私「会社が連休だから岡山の友達の所に来てるんだけど。」

父「何っー!!今緊急用の連絡先にエレベーターが落雷で止まったって連絡あったんだけど、みんなが休みの時に何でお前は地元に居ないんだ。みんなが休みの時ほど何かあった時の為に誰か地元に居ないといけないんじゃないのか。もういい。誰か他の人に行かせる。」 ガチャ、ツーツー。

そうなんです。岡山は晴天だったのですが、つくばは台風で大雨、落雷があったようなのです。

みんなが休みの時にこそ、大切なお客さんに何か困った事があった時にはすぐに飛んでいける腰の軽さ、気構えが無いといけないのです。

入社したばかりの私にはまだまだお客さんを思う気持ちが足りなかった・・・という事を思い知らされました。

それ以来、みんなが休みの時には地元に残り、緊急時に備えるようにしています。
経営者とはみんなが頑張っているときには先頭に立って仕事をこなしつつ社員に“活”を入れ、みんなが休んでいるときには緊急に備えて待機するというスタイルを通すのだということを考えさせられる出来事でした。

仕事に対するポリシー

私達は賃貸事業という事でアパート、マンションの仲介事業をしています。近年はインターネットで検索してくる方も多いのですが、もちろんアパート、マンションの看板、懸垂幕を見てくるお客さんもいるのが事実です。今回は物件看板についてのお話をしたいと思います。

私共は仕事の関係で他のアパート、マンションを借りる事があるのですが、1棟である程度部屋数を借りるようになると家主さんや担当不動産屋さんに強気なお願いをしたい・・・という気持ちになります。(みなさんもあるとは思うのですが(^_^;))

そこで、私共は無名の中小企業ですから少しでも世間の皆様に知っていただこうと私、個人的に考え窓の外に看板を出させてほしいと不動産屋に交渉してみたのです。 そうしましたら「沢山借りていただいているので付けてもかまわないですよ。」というお返事をいただけました。

「ラッキー、言ってみるもんだね。」と思いつつ早速つける準備をしていました。会社でその事を父に話すと「看板は付けるんじゃない。」と言われました。

父の言い分は「同じ不動産業をしていて自分の管理物件に同業者の看板をつけられるのは嫌だろう!?それに他の所の管理物件を取るような真似は俺は好きじゃない! 」というのです。

「俺は人に迷惑かけて仕事をするくらいならそんな仕事はしない。創業以来そんな仕事をしてきた事はない!!」と怒られてしまいました。

私は宣伝になるんだから良いのだろうと考えていたので非常に考えさせられました。

そこで初めて、仕事に対するポリシーというか、相手を考えず自分だけが良くなる考え方ではいけないという事を学びました。
今ではいくら儲かる、宣伝になるとわかっていてもスタイルが合わない事はしないという経営信念で仕事をしております。

仕事に対するポリシー No.2 

私達が管理している物件も大家さんの世代交代があり、近年いろいろな問題が起こっております。
その昔、父がアパート、マンション建築を地主さんから請け負った時は地主さんと父との間で強い信頼関係が結ばれていました。不動産売買は信頼関係なくして成り立ちませんので、私共を信頼しているからこそ地主さんも建築を任せていただけたと考えております。

そんな絆も地主さんが年をとっていくと世代交代が進み、子供世代の新しい地主と父との間での絆がしだいに弱くなってしまいました。そしてこの不況でどこの物件も空室が多くなってくるとその矛先は管理不動産屋に向けられます。

そのような環境下当社の物件で、バブルの時の投資額が多すぎてこのまま行ったら倒産、競売になって大変な事になる事が事前のキャッシュフローからわかっていた物件がありました。

それをわかっていたので“今後の投資は控えて、資産の処理をしましょう”と地主や地主の家族の事を思って不動産のプロの面、人間らしい思いやりの面から一生懸命アドバイスをしていました。

しかし、当時の地主は世代交代をして、その子供のが実権をもつようになっていましたので、先代を一生懸命説得しても子供の意見ばかりを聞き入れ、私どものアドバイスを聞き入れませんでした。

そしてそのマンションは事実上の破産、競売という事態が起こる事が確実な状況になってしまいました。
その建物は家賃収入の金額が大きかったのでいろいろな輩が入り込んできました。そして地主はその輩の言うことを聞き始めたようで彼らの発言力はだんだん強くなっていきました。

ただ、その建物は築年数がある程度経っていたのですが、私共が一生懸命入居させたので入居率は大変高い物件でした。その為、その輩たちは引き続き当社に管理をお願いしたいと申し出てきました。

管理費も先は見えているとはいえ、競売開始まで管理していれば数百万円の収入がある事はわかっていました。
しかし、 父は管理をしないという決断を下しました。なぜなら“自分のスタイル、考え方に合わない人とは取引しない”という仕事に対す
るポリシーがあったからです。

その後、別の業者が管理することになり、今では競売の処理が進んでしまいました。

父に話を聞いてると父はお金にはいろいろな種類があると考えているようです。

その為「縁起が悪い、考え方が悪いやつから貰う金は欲しくない。」とよく言っています。
お金も人間も外から見ると、どれも同じ形をしています。人間で言うと1人1人考え方が違うようにお金にもそこまでにたどり着く経路によって人を泣かせてきた金と人に喜ばれてきた金があるようです。
人を泣かせてきた金は人を不幸にし、人に喜ばれてきた金は人を幸せにするそうです。

お金とはエネルギーです。欲をかくことなく自分のポリシーに合った仕事をし、頭を使い人々に喜ばれて手に入るお金だけを集めることが、もっとより多くの人に喜ばれる力を生み出し、かつ人生を豊かにするという事を話していたのを今でもよく思い出します。

北風と太陽

私達は生活に密着した賃貸物件の管理をしているので、いろいろなケースが発生します。
特に多いのは近年の不況と合わさって家賃の滞納や家賃の支払いが遅れるという事態です。
家賃が遅れるというのは100人に数人なのですが、500人に1人くらいは数ヶ月家賃を溜め込んで支払いが滞るという事態が起こります。(当社は保証人をしっかり採っているので他の業者さんに比べて滞納率は非常に低いです。保障協会にお金を払えば誰でも入居させる業者の場合はもっと多いかもしれません。)

そんな困った人に何度か督促しに行くのですが、普通の時間にはほとんど家に居ません。何度も手紙や名刺を置いてきても家賃が払われる気配が無くて困ってしまい、父に相談したことがありました。

その時父が取った行動はすぐ業者に電話して「○×△アパート(滞納者が住んでいる建物)の周りの草を刈って綺麗にしてくれ。」というものでした。

私はなんで家賃も払わない人に対してそういう対応をするのか不思議でなりませんでした。
そんな事をしても相手は家賃を払う気がないのだから意味が無いと考えていました。

数日後、督促金額全額入金があったのです。

その時は大変ビックリしたのを覚えています。

いろいろ考えてこれは童話の“北風と太陽”と同じような話なのかな・・・と思いました。

督促状や電話連絡、夜中まで張り込んで話をつけるのも良いですが、そのように強く当たるよりも(北風が旅人のコートを取ろうと強く吹いても旅人はますますしっかりと着込んでコートを取れない)、草を刈ったり、米を持っていたり、味噌を持っていったり、酒を持っていったり、相手にとって元気付けになるような事(太陽が暖かく旅人を包み、旅人が自らコートを脱ぐ)をする事が近道だったりするようなのです。

父は昔からヒドイ家賃滞納者には人間らしく接して相手を応援して来たと言っていました。その結果、やっぱり払えなくて逃げてしまう人も居たけれど心が伝わって家賃をきちんと払っていった人も居たと言います。

不動産業は生活と密着している為、常に人間らしく、常に相手を思う気持ちがないとできない仕事なんだ。と父が言っていたのもわかる気がした。

明るく楽しく。会いたい人No.1になる

仕事というものは不思議なもので値段、品質の良し悪しもあると思いますが、それ以外の感覚で物を選ぶという経験も皆さんあるのではないでしょうか。
町の商店街の電気屋さんなんかはその典型です。値段でいったら絶対に大手の業者には追いつけないと思いますし(大手は専属の配送センターを持ち、大量に在庫を抱えて品物が必要な場所に必要な時期に送るというような資金力が無い中小企業が真似をできない仕組みで格安料金を実現している事が多いから。)もちろん保障制度も大きいだけあってしっかりしている。

しかし、町の商店街は潰れている業者も多いが元気にやっている業者も多い。これはなぜかと思い町の電気屋さんに聞いたことがありました。
業者が言うには「昔からの信頼で買ってくれるんですよ。値段は大手より高いかもしれないけれど、地元の商店の方がなにかあった時に頼みやすいんじゃないかな・・・。」と言っていました。

これを聞いたとき、これはすべての業種に言える事だと思いました。

今は値段の下げ競争になりがちだが、勝負は値段だけではないのだ。それは“相手を思う気持ち”であったり“信頼”であったりするのだ。

特に高額な不動産の売買になると、安い、高いもあるかもしれないが「あの人から是非買いたい。」「あなたにだったら売ってあげましょう。」という信頼関係が生まれなくして取引は成立しないのです。

そんな事を考えていた時に父がたまたま言ったのは「あの人に会いたい、会いたい人No.1にならないと商売はうまくいかないね。」という言葉でした。

確かに、“あの人はいつもニコニコしている。”、“あの人が言う事は間違いない”、“あの人と一緒に居ると楽しいことが起きそう”という人には多くの人、情報が集まっている気がします。
何でもいいから“会いたい人No.1”になる。決して会いたくない人No.1になってはいけないという事です。口で言うのは簡単だが、そうなる、そう思われるというのは非常に難しい事だとと思いました。

プロの自覚を持って

私達の会社は建築も請け負っているのですが、ある時つくば市の外れの方で建築が決まり、地鎮祭が行われることになった。(地鎮祭というのは土地の神様に工事の安全を願ったり、いろいろな災難が起きないようにと安心、安全をお祈りする行事)

地鎮祭には工事に関係する業者(大工、設計、不動産業者、土建屋等)が来ることになっいたのだが、その日は専属の大工の都合が悪かったらしく、大工のパートナーが来ることになっていた。

そして、地鎮祭の当日現場に行ってみるといるはずの大工の姿が見えない。しばらく待ってみても来る気配は無い。心配になって電話を掛けると道に迷っているというのだ。確かにその場所が大変入り組んだところであり、初めて行く人では非常にわかりにくい場所ではあった。

それを聞いた父は激怒した。「本当にやる気があって、プロとしての自覚があれば事前に下調べをして準備しておくのが当然である。」

父は続けた。「普段は何気なく接しているお客さんだとしても、仕事に関してトータルな面で見ているのが普通である。だから業者は常に前向きに、常に相手を思った仕事を、常に向上心を持って仕事に望まないといけないのだ。それ位の覚悟がないと仕事は掴めない。」と。私は本当にその通りだと思った。

私ども不動産業者はお客さんからの信頼があってはじめて仕事を請け負う事ができます。
ですから大工を初め、使っている業者の失敗、お客さんにする失礼な対応は最後には当社への信頼を崩すことになる。今の時代は大変厳しい時代だ。少しでも隙があれば損害賠償を訴えられてもおかしくない時代なのだ。

私たちはそれ位の覚悟とプロ意識をもって仕事をしなければいけないという事を改めて考えなおした出来事だった。

誰よりも早く気付く

私達は賃貸事業部の他、ウィークリーマンション事業でも清掃パートナーさんを頼んでいるのですが、ウィークリーマンションの性質上できるだけお客さんが自分の部屋にいるようにリラックスしてもらえるように基本備品を沢山セットしてます。ですから日々の生活で使う消耗品も多く、電球切れや箱ティッシュ、トイレットペーパー、食器洗剤や洗濯洗剤、シャンプーやらリンスと毎回清掃のたびに何かしらは交換・補充する事が多いです。

その為、清掃パートナーさんには不足物があれば清掃の度、連絡をもらうようになっていて連絡を受けてから発注、受注するようなシステムになっています。その事後報告を私(代表)が受けている時にたまたま近くに居た父(元代表)が清掃パートナーさんに言いました。

「どうせ気付くなら、誰よりも先に気付かないといけないよ。洗剤でも備品でも日々清掃していれば残りが少なくなるのはわかっているんだから、無くなってから報告するのではなく、なくなる前に報告できればお客さんにも仕入れ担当者にも喜ばれるよね。同じ職場には沢山の人が働いているんだからその中で可愛がられている、重宝される人というのは1番の人だけなんだよ。徒競走でも1番の人と5番の人では報酬も重要度も違うでしょ。4番5番の人はレースにただ参加しているというだけなんだよ。他の人達が事後報告なら、あなただけは相手を思って事前報告できるようになれれば必ず1番になっていろいろな良い事があると思うよ。」

その話を聞いていて私は妙に納得してしまった。“お客さん、仕入れ担当者を思った行動できればみんなに喜ばれて結局自分も可愛がられる”そんな仕組みに世の中はなっていると父は教えてくれたのだ。俗に言うWIN−WINの関係というものを実感した瞬間だった。

又、逆を言えば相手を思った行動ができれば1番になれてしまうという現実。それだけ相手を思った、全体、みんなの事を思った行動を出来る人が少ないんだという事も非常に考えさせられた。相手を喜ばせる事が自分が喜ぶ種になるという商売の原点を思い出した出来事だった。

筋違いの金は欲しくない

「なんだこれ〜〜。」
それはヤフーBBから来た大量の封書の束だった。私たちの会社ではウィークリーマンション事業をしているのだが、その部屋の売りとしてパソコンを設置し、高速インターネット無料という事でヤフーBB を使っている。今までもキャンペーンやご案内がヤフーからの来る事はあったので又広告が来たのだと思った。すべて開けるのは面倒なのでとりあえず1通開けてみる事にした・・・・・。
ビリビリ〜〜ビリ、手紙を開いてみる。
んっ・・・お詫び!?
「あー、テレビでやっていたヤフーの情報漏洩問題でヤフーがBB加入者1件当たり500円払い戻すってやつね。」
読んでいて、“本当に来たよっっ・・・。(感心)”ていうのが率直な感想だった。
しかも結構な束なので数万円分はある。
私は“ラッキー♪この分のお金で広告でも出そうかな。どんな会社でも広告出さずしてお客さんからの知ってもらう、反応してもらう事は無いからねっっ。”と内心そう思っていた。
比較的反応がよさそうな広告の目星はついていたので、いつ頃出すか、どんな内容で出すかまである程度頭の中で考えていたくらいだ。
その時にたまたま親父がいたので、その話というか報告を事務所の端の一角の青いイスでくつろいでいる親父の所にいってする・・・・。

もちろん、親父もそのニュースは知っていて、その報告を受けてこう切り替えした。
親父:「そのお金はもらってはダメだよ。」
私:「え!?」
親父:「そのお金は筋違いのお金だから、もらってはダメ。そのお金を商品券にするか、お菓子でも買ってヤフーに送り返してあげなさい。」
私はビックリしたというか内心「何で!?」という気持ちでいっぱいだった。
人間は誰でもそうだと思うが、一度手に入ったと思ったものを手放すのは非常に惜しい。
今回も数万円ではあるが、例外なくもったいないような気がしてならない。
又、ヤフーが情報漏洩というミスをしたのは事実で、それはテレビで孫さん(ソフトバンク社長)も認めている。

親父「私たち商売人は筋違いのお金は決してもらってはいけない。いろいろな人から喜ばれて、感謝されてその感謝の対価としてお金という形で手に入る。だから、筋違いのお金は例え金策に困ってどうしようとなくても、決して欲しがってはダメだ。今回はたまたま数万円だったけれどそれが例え1億、2億という高額なものでも決して欲しがってはいけない。」

いくつもの修羅場を乗り越え何十年も商売をしてきたプロの経験からの教えは考え深い。

親父「それを貰ってしまうと自分の金か、人の金か、喜ばれた対価の金か、人をだました金か、盗んだ金かというような人々のおもわくというかお金の種類がわからなくなるんだ。お金は来た経路によって生き金、死に金がある。死に金、筋違いの金は決して欲しがってはいけないんだよ。」

それが商売というものなのか・・・・・。いろいろな事を思いながらも私は感心というか目から鱗だった。

そして親父は怒ったような口調で続ける。

親父「それに何で孫さんはこんな事(500円の返金)をしたか判るか!?それは日本中の経営者に見せたかったんだよ。たいした仕事もできない社員に給料をやりながら、信じていたのに忠誠を誓ったはずの仲間に裏切られる(情報を盗まれる)とこんなに馬鹿げた事(数億円の損失返金)をしないといけないからみなさんも注意してください。っていう事を!!それ位経営者は意地焼けて意地焼けて(イライラして)しょうがないんだという事を!!」

それから数日後。私は郵便局で何十枚という書類に記名押印していた。
封筒には数人の福沢諭吉。
そしてその足でデパートへ向かう。

親父から“こういう時期だから饅頭だと毒が入っている饅頭だと思われるかもしれないから、煎餅か何か日持ちする物を選んだ方がいい”という教えに従い、おいしそうな煎餅のパックを数種類選んだ。そして、あて先に「ヤフーBB カスタマーセンター」と書き込む。

後日、ヤフーの総務の人から連絡があった。

きっとどんな状況でも応援してくれる人、会社があるという事を知ったヤフー社員は嬉しかったに違いない。

商売のい・ろ・は

「原動機付自転車のレンタル料金は・・・・。」

今の時代は本当に便利だ。パソコンでちょいと調べればすぐにわかる。
「ええっと・・・・・。」

今度うちの会社で新サービスとして原付のレンタルを考えているのだが、参考までに他の所ではいくらで貸出しているのか調べてみるのだ。
検索エンジンに“原動機付自転車 レンタル”と打ち込む(なんとなくドキ・ドキ)

自分達で考えたサービスが他の所でやっているか調べる・・・・。もしやっているとしたら他のところの料金も気になるからだ。
今まで考えた事はなかったが、調べてみて、初めて世間一般の原付レンタル料金がわかる。

それにしても自分達で新たに始める事業はとてもワクワクして楽しい。
貸出し料金から商品規格、貸出方法、自分達の考えたニーズの有り無し、いろいろな結果が手に取るように判るからだ。
自分のアイディアの社会一般価値とでもいうのだろうか。

「1日3000円!?か・・・・・。」

大体いくつかのサイトを見てみたが1日3000円というのが相場らしい。でも自分が借りる方の立場としたらちょっと高い。
その値段だったら、当社のレンタカーが1日3500円なので自分だったら迷わずレンタカーだ。

原付といったら普通免許で運転できるので多くの人が借りられる条件であり格安というイメージ(料金)でなければいけない。
ちょっと旅行や仕事できて予算的には車は借りられないが自転車での移動はキツイという方にぴったりなのが原付レンタルのイメージだ。

「他が3000円なら当社では半額の1500円でいくかなぁ・・・・。」

なんとなく私はそう思って奥のイスに座っている親父(本人はフリーターといってるが会長的存在)に相談してみた。

私「原付をレンタルしようと思っているんだけど他が1日3000円だから半額くらいで貸出したらいいかなと思って・・・・。」

親父「原付レンタル!?いいねぇ。便利で・・・・。でも1日3000円の半額で1500円では誰も借りないよ。」

私「そうかもしれないね・・・・。じゃーいくらにしようか・・・・・。」

親父「1日500円!!ヘルメットと保険付」

私「安っ!!」それではとても採算は取れないよっ・・・。

私「保険代だってレンタルでいろいろな人が使うとなったら年間5万円前後するみたいだし。車両とヘルメット入れたら割りに合わない投資だよ(汗。
原付の寿命だっていろいろな人がアクセル全開で乗れば半年位しかもたないし・・・。つーかぜんぜん回収できないよ。」

そこで親父はあきれた顔をして一息入れて静かに話し始めた。

「いいかー。この原付レンタルの投資額はこの会社でいったらその辺に落ちている髪の毛、ちょっとほじった鼻くそみたいなものだ。例えそうでなくてもその位でやって丁度いい。だから採算がどうだとか、他の所がいくらだとか関係ない。比較対象タクシー料金、レンタカー料金なんだよ。タクシーが初乗り660円ならそれよりも便利で使いやすい方がみんな喜ぶだろう!?」

そして・・・続ける

「いいか・・・。経営というのはねぇ、他がいくらとか採算はいくらだとか言っていては勝ち残っていけない。つまり消費者のニーズについていけないんだよ。だからいくら投資額が大きい、採算でいえば回収できないとしても・・・そう、回収できないとしてもだ!!一度競争に入れば他に絶対に負けないだけの設備投資や値段設定をしなければいけない。逆にそれだけの器量・経営体力が無いものは経営していけないし生き残っていけないんだよ。だから本当は原付レンタルは10円でも20円でも良いくらいなんだ。」

そういえば親父が大家さんにリフォームの提案をしている時もそのような事を言っていた。

悩んでいる大家さんに親父が今のお客さんの考え、状況、現状を説明する

親父「バブルのときにした大家さんの莫大な投資金額は今の入居者には関係ないんですよ。入居者は今その建物の設備が家賃の割りにお得かそうでないかという判断しかしません。損していると感じれば他にも建物はいくらでもあるのでそちらに引っ越してしまうんです。」

入居者の立場からすればまったくその通りである。(-_-;)

私「じゃー、わかった。1日1000円にしよう!!キりがいい。」

親父「500円だな・・・。」

私「うーん。じゃー700円。」

親父「ふふ・・・いくらでも良いよ。社長さんに任せる・・・・・・(ニヤリ」

というわけでこれでも本当に採算には合わないのだが原付バイク1日700円(保険付)で貸出す事になった。

バスを待っているのは嫌でタクシーは料金が高い。レンタカーを借りるほどの予算も無いが自転車ではつらいという方「原付レンタル」お薦めですので是非レンタルしてみてくださいね。※現在は原付のレンタルはしておりません。

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