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ホソダ興産 社長物語

大学時代(前編)

実家について何気なくお給料がもらえなかったという話を父に言いました。

父「そうかぁ、じゃぁいちよう確認で直接会社に連絡して本当に潰れたのか聞いてみたら!?」

私「え・・・・・あー、向こうの会社の人には会った事もないし連絡先も知らないよ。紹介されたからやっただけで・・・・・。」

父「おまえ、馬鹿じゃないの!?給料もらう先の連絡先も誰からもらうのかも知らないで仕事やったの?じゃーしょうがないでしょ。普通仕事やるっていったら相手の連絡先とか、担当者名とか聞くだろ。人の紹介だ、人の紹介だ!っていったってさぁ。」

私「・・・・・・・・」

父「まぁ、今日は赤飯だよ・・・・。人生、そういう事も勉強だから。仕事の流れとお金の流れをきちんと把握してさ。誰を信頼してどういう経路で仕事が来たのかを良く見てやらないともらえる物ももらえない。そういうのは社会人になってからも良くあることでさ。ただ仕事をやったから金くれ!金くれ!って言ったって相手が夜逃げしちゃったり、使い込んでてもらえなかったなんていうのは良くあることよ。そういうのがひどくなってどうにもならなくなると今回のように数字上では利益が出ていても実際にはお金が入ってこなくて潰れる事があるんだ。それを黒字倒産っていうんだよ。もらえるはずだった金は俺が代わりにくれてやっからあんまり気にするなよ。」

私「い、いらねーよ。そんなの・・・・・。」

父「まぁ、おめでたいことよ!20万位で勉強できたんだったら。安い授業料だと思えばさ。それにしても・・・・お前結構稼いでるね。・・・・そんなにもらえるの!?」

私「朝7時位から夜11時位までやる日もあったし、仕事かなりやったからね・・・・・。まぁ、今回のは時給も良かったし・・・・。」

父「上手い話には気をつけないとね。そんなに時給が良くて仕事に沢山入れる事なんてそんなにないだろうよ・・・。お前だって同じような仕事でも時給700円、800円で稼いできたから判るだろ!?」

私「・・・・・・・。」

父「金だって無いわけじゃないんだからさ。良い機会だからこれで終わりにしろよ。今まで沢山稼いできたから今度は何か水戸に恩返しする事でもやってさ。じゃまぁー、アルバイトはこれで終わりっていう事で・・・・。」

父からバイトを辞めろといわれれば父のおかげで大学にいけたようなものですから従うしかありません。

スーパーの品出しから、クロネコヤマトの仕分け作業、クレジットカード会社の営業、居酒屋の店員、ガソリンスタンド、家庭教師にホテル、不動産屋での転出後の室内清掃・・・・。将来役に立ちそうな仕事、おもしろそうな仕事は片っ端から次々とやってきました。またどの仕事からもそれぞれ沢山勉強させてもらいました。

掛け持ちしながらも1日3件の仕事を分刻みのスケジュールで動き、時には高熱を出してしまって点滴を打ちながらも仕事に行った日もありました。

そんな忙しい日々でしたが、働く事は好きだったのでまったく辛くありませんでした・・・。

でもこのタイミングで父に“仕事辞めろ!”言われなければ卒業まできっと猛烈にバイトをする日々が続いたと思います。

そして当時は複雑でしたが、ちょっと離れて冷静になると
“あの時はバイト中毒だった・・・・”と思えます。
とにかく何だかも判らずにとにかく一生懸命走り続けてきた自分にとっては

“仕事を辞める”=“止まる”

という事でした。
これは慣れない習慣であり
“これから自分で考えて何か新しい事をするんだ!”
と思いなおしたところで
“忙しくても人に指示されながらバイトをしてる方が楽だなぁ・・・”
と思えました。

でも大学生のうちに
バイトにのめりこんで結局卒業できなかった!
バイト先に惰性で就職してしまった!
なんていう先輩の話も聞いていたので、誰でもお金が稼げるようになるとクラっときてしまうものだと思います。

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