1. HOME > 
  2. ホソダ興産について > 
  3. 社長プロフィール > 
  4. ホソダ興産 社長物語(大学時代(後編))

ホソダ興産 社長物語

大学時代(後編)

ホソダ興産 社長物語写真は教育実習に行った時のものです。
画面中央のスーツが私です。

そしてあれよあれよと毎日を過ごしているうちに・・・・・・早くも大学の3年目が終わりを告げようとしていました。
大学の授業は中学、高校の教員免状の単位も合わせた単位も3年の終了時にはほぼ取り終わっていました。4年生からはゼミに週1回だけ学校に行くようになります。

「学校の卒業は無事に出来そうだし、水戸への地域貢献も多少出来た・・・・・。」

私は父の言った事を守って良い経験をさせてもらえた・・・と心底思っていました。
そして学校も週に1回行く程度であれば、時間も余裕があるので就職活動をしながら家の仕事を手伝いたいと思うようになっていました。

私には早く社会人になってバリバリ仕事をしたいという気持ちが強くあります。
そして当初の大学進学の目的通り、大学卒業と教員免状の取得に関しては目標達成がすぐ目の前にある状態でした。
目的をほぼ達成した私にとっては最後の1年は長すぎる1年でした。

そう思っていた私は父に伝えました。
「水戸への社会貢献はある程度できたし、仕事も早くしたいから俺、実家の仕事を手伝うよ・・・・。」

それに関して父は特に何も言いませんでした。
うちの会社はそんなに大きな会社ではないので何かしら手伝う事はできるはずです。
ただ、仕事のあるなしよりもとにかく早く仕事がしたい!就職活動するにしてもつくばから都心へ通った方が近い!(水戸からは本当に1日がかりです(^_^;))という事を考えれば・・・当然の選択でした。

そしてつくばに戻ってきて4年目の大学生活がスタートしました。

週に1回は水戸の大学へ(授業の後に水戸駅のゴミ拾いへ行きます。)、その他、週に2回位は就職活動のため都内へ、その以外の日は実家の仕事を手伝うという生活が始まります。具体的な仕事内容としてはウィークリーマンションの清掃業務、アパートの管理業務(アパートの草取り、電球交換、換気扇交換、簡単な督促等)とちょっとしたパソコン仕事をします。
・・・・というかそれしか自分の思いつく仕事がなかったという方が正しい表現です。(^_^;)

余裕がある時は仕事の合間に会社の前に花を植えたりもしていました。
もっと社会人らしい仕事をしたかったのですが会社の中で皆が長年やっている仕事は正直判らないし、みんなとにかく忙しそうなので聞くに聞けません・・・・・。ただ、なんとなくではありますが会社自体の集客、お客さんやお金の出入りがだんだんと弱くなってきているのは感じる事ができました。一番感じたのは賃貸入居率の悪化です。2月、3月はお客さんも来るんですが来ても全体的に決まらなくなってきたのです。 また、それに伴い家賃督促する事も以前よりは増えてきました。

わかっているけどどうして良いのかわからないという状況の中、お客さんにうちの会社を知ってもらう方法を考えながら、とにかく目の前の清掃仕事、アパート管理業に走り回る日々が続きます・・・。

というのも私が清掃を始める以前まではうちの管理するアパートに入っていた佐藤さん(仮称)という人に清掃を頼んでいたのですが、佐藤さんには頼めない事情ができたからです。

社内で働いている事務員さんがあまりの日常業務の量の多さから入居者からの苦情、修理交換、草取り等のアパートの管理業務をどんどん佐藤さんにお願いしていました。佐藤さんは年齢などの関係で仕事がなかなか無いという事で家賃も遅れがちでした。その苦労を察して父も情深いものですから時には米をもって行ったり、食べ物もなければ大変だろうと畑も無料で貸して作物を作らせたり、仕事がなければ家賃も払えないだろうとうちの仕事を手伝わせていたいました。

そんな時に・・・・ある事件が起こります。

ある日、会社に程近い場所で佐藤さんの子供が畑(無料で親父が貸している)で作ったサツマイモを父に売りにきたのです。(^_^;)

子供にサツマイモを売られた父は激怒!

更によくよく調べてみると年間に数百万円もその人に清掃代で支払っていたとわかります。

その報告を受けた父は更に大激怒!!

「お前らは佐藤の味方なのかー!」 「なんでこんなに費用がかかるなら私達がやりますって言わないんだ!!」 「俺の身になって考えればわかるだろう。何を考えているんだ!」 親父は会社で何度も怒鳴ります。

しかし、私から見ていても会社の仲間は決してサボっていたわけではなく、みんな一生懸命働いていました。プロ意識を持って仕事をしています。

むしろ私の方が学生時とは違って仕事漬けの日々や慣れない就職活動と2ヶ月に1回は体調を崩していたので、それぞれがすばらしい力を持った仲間なんだと心から関心していました。

ホソダ興産 社長物語

ホソダ興産サービスメニュー